大阪府貝塚市:3つのホールを持つコスモスシアター コラム『ホワイエ』

知ってる?用語シリーズ

ホームページ内で記載の「知ってる人は知っている」ちょっとした専門用語を解説

(3)『ホワイエ』


「ホワイエ(foyer)」は、劇場やホール、ホテルや結婚式場、住宅などで使われる言葉。
フランス語のfoyer(家・暖炉・溜り場・団欒室などの意味)が語源で、綴りは英語でも同じ。人が集まって時間を共有し歓談する場といったイメージだろうか。
意味は、入り口から会議室やホールなどに至る間の広い空間のこと。休憩、時間待ち、歓談などを行う場所を示す。
良く似た言葉に「ロビー(lobby)」があるが、こちらは英語でほぼ同じ意味で使われるようだ。 ただ、英語のlobbyには「議会のロビーに出入りして議員に陳情・嘆願をする圧力団体」や「議案通過の運動をする」などの別の意味もあり、フランス語のfoyerとは違ったニュアンスもある。

コスモスシアターのホワイエ

コスモスシアターの大ホール・中ホールには、それぞれにホワイエがあり、チケットのもぎりやパンフレットの配布、花などの預かり、CDなどの販売などを行っている。
玄関とホワイエの間の広い空間、いわゆるエントランス・ホールは、『市民ホール』の名称を持ち、パブリックに公開されている。開場を待つためのウェイティングスペースとなっており、人気の公演では長い列ができる場所だ。
  • 大ホール ホワイエ
    大ホール ホワイエ
  • 中ホール ホワイエ
    中ホール ホワイエ

ハレとケの心地よい境目

日本では古来から、祭礼や年中行事など特別な非日常を「ハレ」、普段通りの日常を「ケ」と呼ぶ。「晴れの舞台」や「晴れ着」の「ハレ」だ。 コスモスシアターの空間で例えるなら「ハレ」はホールで「ケ」は市民ホール、ホワイエのイメージはその境目といったところか。
硬質な床の市民ホールから足触りの良い絨毯敷のホワイエに足を踏み入れ、チケットのもぎりを終えた瞬間に「ハレ」の時間と空間の入り口に立つ。
非日常への期待と高揚感を覚えるこの「ホワイエ」という「ハレとケの境目」に、特別な感覚を持つのは私だけではないだろう。

大ホールホワイエでのロビーコンサート

2018年度から、大ホールホワイエでの「コスモスロビーコンサート(仮称)」が計画されており、 2017年7月には、それに先駆けてヴァイオリン&ヴィオラの弦楽デュオコンサートが開催される。
目的は、地域で活躍されている演奏家の方々へ発表の場を提供すること、そして何より、地域の方々に「もっと気軽に音楽を楽しんでもらう」こと。
構えることなく、日常の延長の中で気軽に楽しめる生の音楽 ……「ハレとケの境目」の空間にふさわしい取り組みと言えるのではないだろうか。

ん?何でホワイエで行うのにロビーコンサートなのか?…… 待合や休憩所などで行われる演奏会は一般的に英語のロビーを使いますので、 少々ややこしいですが悪しからずご了承ください。

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